2015/10/31

永别了,花旗银行日本

あれは、長女が生まれて職場復帰した年だから1997年のことだと思う。
当時、虎ノ門に勤務していて、シティバンク、エヌ・エイ虎ノ門支店に
口座を開設してから18年、お世話になったシティバンク銀行が
いよいよSMBC信託銀行に統合される。


勤務先のメインバンクが三菱銀行だった関係で、
三菱銀行の口座を持っていたが、他のサービスが利用したくて
東京銀行やあさひ銀行、郵便貯金の口座も持っていた。
その頃、大手銀行が軒並み統合され、持っていた銀行口座も淘汰された。

シティバンクに口座を開設したのは、ちょっとカッコいいと思ったからだ。
通帳がなく、明細が送られてくるところや
印鑑ではなく、サインで取引するところ、
そして何より外貨預金が手軽にできるところが魅力だった。

その後、勤務先は虎ノ門から赤坂に移転した。
どういうわけか、シティバンク銀行の虎ノ門支店もなくなり、
赤坂支店がオープン、なんだか見えない縁を感じたものだ。

しかし、シティバンク銀行という名称はいただけない。
「バンク」と「銀行」が重複しているではないか。・・・くどい。
どうしても重複させなければならない理由があるに違いないが、
金融庁からの度重なる行政処分と共にマイナスイメージとなった。

それでも、為替の動きを見ながら、円ドル間で
資金を運用するのは、けっこうおもしろかった。
米ドル以外の通貨も試してみたかったが、結局、買わなかった。

2008年に渡米するとすぐ、アメリカのシティバンクで口座を開設した。
ATMでは、シティバンク銀行(日本)のキャッシュカードを使って
米ドル普通預金口座から米ドルを引き出すことができる。
仕事が見つかるまでは無収入で、預金を定期的に引き出して生活していた。

11月1日、SMBC信託銀行の新ブランド「PRESTIA(プレスティア)」が
シティバンク銀行のすべての業務を引き継ぐと発表された。
今のところ、預金を切り崩す生活ではなくなった我が家だが、
これからもお世話になることは間違いない。


2015/10/22

路边纺织收集试点

今週、自宅周辺では、そこここの道端に
ショッキングピンクのビニール袋が置かれている。


3週間ほど前に、清掃局から各家庭に手紙が配られ、
その中にピンク色のビニール袋が2枚入っていた。

これは、衣料品をリサイクルする試みで、手紙によると、
毎年、ニューヨーク市民が捨てる衣類・布製品は20万トンにも上るらしい。
それらを再利用・リサイクルするために、
試験的に不要な衣類を収集するとのこと。

ピンク色のビニール袋に不要な衣類を入れて道端に置くだけでOK。
我が家も長男が着られなくなったジャケットなどを入れて参加した。

日本では、古着回収の曜日が決まっていたので、
透明なビニール袋に入れて出しておくのは当たり前のことだった。
ごみは、「燃やすごみ」「燃やさないごみ」「有害ごみ」「粗大ごみ」に、
資源は、「ペットボトル」「その他プラスチック容器包装」「古紙」「古着」
「びん」「缶」に分別して、いつ・何を・どこに・どうやって出すかが
決められており、それを説明する小冊子まで配付されていた。
我が家が住んでいた自治体では、ごみ袋が有料化され、
スーパー等で購入した専用袋に入れられていないごみは収集されない。

しかし、ここニューヨークの分別は、
普通ごみ(深緑色のごみ箱)と古紙(白のごみ箱)だけである。
かつて、リサイクル専用のごみ箱(青色)も存在したのだが、
ずっと錠がかけられており、仕方なく脇に置いておくと、
アパートのスタッフたちが緑のごみ箱に入れてしまうのだ。
その青のごみ箱も、現在は撤去されてしまった。
なんでもかんでもこの巨大なごみ箱に放り込んでおけば、
巨大なごみ収集車が集めてくれる。

今回の古着リサイクルの試みは評価したいが、
うまくいくのかどうか、少々疑問ではある。
ニューヨーカーが、日本のように細かいルールに対応できる日が来るのだろうか。

私は、ティッシュペーパーの箱を捨てるとき、
ビニールの部分をはがして普通ごみに、
箱をたたんで古紙に捨てる癖が直らない。

2015/10/09

藤原豆腐店

自宅前の道路にウルトラマンのステッカーを貼った
フォルクスワーゲンがとまっていた。


反対側には、はげかかった「藤原とうふ店」のステッカー。


もしかして、頭文字D


2015/10/07

银杏

秋も深まり、木々も秋のよそおいを始めた。


そして、今年もギンナンの季節がやって来る。
自宅から徒歩1分の一角に巨大なイチョウが生えているのだ。
すでに、あの独特の臭いがほのかに漂っているが、
こんなに実っちゃって・・・、嗚呼!


しかし、実は、イチョウは
特殊な針葉樹 で、
生きた化石 で、
絶滅危惧種 なのだそうである。

なんだかかわいそうになってきた。
遠くから見守ることにしようっと。

2015/10/03

停电

午後7時半ごろから9時過ぎまで停電でした。
停電は、けっこうよくあることで、前回のように
部分的に停電することもありますが、
今回は、電気が点いたり消えたりを何度か繰り返した後、
辺り一帯が真っ暗になりました。

幸い、夕食は終わっていて、家族全員、
土曜日の夜をのんびり過ごしていたところでした。
子どもたちは、LED のランタンを囲んで
DS などのゲーム機で遊び、私はベッドで一休み。
「果報?は寝て待て」を決め込みました。

電力が復旧してメールチェックしたら、
Notify NYC」から「Power Outage(停電)」のメッセージ。
「Notify NYC」は、ニューヨーク市危機管理事務所が運営する
無料の通知プログラムで、5年ほど前に登録しました。

今日の停電に関するアラートが発行されたのは
8時15分(メールを受信したのは8時10分)、
なんだか微妙な危機管理だなあ、と感じるのは私だけ?

ちなみに、ホアキンさんとは無関係のようです。
否、あるいは、強風(でもないけれど)で
(もともと折れそうになっていた)街路樹の枝が折れて
一部の電線に引っかかってしまったのかも。

最新のホアキンさんの様子↓

AccuWeather.com より

2015/10/01

飓风“华金”

今週は、蒸し暑かったり、肌寒かったり、
断続的に雨が降ったかと思えば
晴れて日差しが強くなったりするので、
半そで・半ズボンと長そで・長ズボンを
とっかえひっかえ着替えるのに忙しい。
だいたい毎年この時期に風邪をひくので、
体調を崩すことは覚悟している。

明日から来週月曜日(5日)にも雨の予報が出ている。
火曜日にややまとまった雨が降ったものの
今のところ降雨量はそれほど多くない。
が、熱帯低気圧からハリケーンに発達した
「ホアキン」(スペイン語圏の方でしょうか?)が接近中らしい。
過去に「アイリーン」や「サンディ」がやって来たが、
ホアキンさん、あまり暴れないでほしいものだ。

AccuWeather.com より

ニューヨーク直撃は微妙なところだが、
洪水に警戒する必要があるとのこと。
幸い、この地域は Zone 1~6 の避難区域に指定されていないが、
万が一の時は、コミカレに逃げることになっている。
とりあえず、車のガソリンを満タンにして、
買い物に行っておこうっと。


独り言:
Joaquin が「华金/華金」なのは想定内だけど、
「ハリケーン」って「飓风/颶風」って書くんだー。
発音は、Jùfēng 「じゅうふぉん」か。
勉強、勉強。